給湯器交換に関わる費用の内訳|給湯器の交換費用は安ければ良い!?

給湯器交換費用の内訳サムネイル

 

給湯器を交換する際、多くの人は「1円でも安い業者から購入したい」と考えます。

確かに給湯器本体を安く販売してくれる業者の存在はありがたいのですが、一方で「必要部材費、取付作業料」まで安くしてくれる業者は、果たして良い施工業者と言えるのでしょうか。

 

本記事では「給湯器交換に関わる費用の内訳」にスポットをあて、どこがどのくらい安い業者が優良業者なのかについて説明します。

本記事の執筆者は、実際に給湯器の交換作業に携わっているプロです。年間100台~150台くらいの取付工事を行っています。

 

給湯器交換に関わる費用の内訳

給湯器の本体費用

給湯器カタログGTHC

こちらはノーリツ製のガス給湯機(風呂機能、暖房機能付き)です。燃焼能力も24号となっており、家庭用のガス給湯暖房機の中では最もハイスペックな機種となっています。その本体価格がメーカーの希望小売価格で482000円です。

これはカタログに掲載されている価格で、あくまでメーカー希望小売価格にしか過ぎないため、実際にはここから大幅に値引きされることになります。その値引き率は業者によって大きく異なるため、ここで「大体このくらい」と表現するのは難しいです。

 

購入する機種にもよりますが、かなり値引きをしてくれる業者で60%~80%くらい、あまり値引きをしてくれない業者で25%~40%くらいでしょうか。

30%引きと言われて「そんなに値引いてくれるの!?」と感じる人がいるかもしれませんが、実は別の業者は「どんなに高くても60%は値引きしてくれる」という状況は少なくありません。

 

給湯器の交換を検討する場合の90%以上は「給湯器が故障してしまって、今まで当たり前のように使用できていたお湯が急に使えなくなってしまった」という場合であり、購入する側の頭の中には「一刻も早くお湯が使いたい」という感情が強くあります。

そして1円でも安い業者を見つけたいという感情の裏で、「どこの業者も交換費用なんて同じくらいでしょ?」という理由を見つけるケースが極めて多いです。給湯器の買い替えで失敗しないためには、まずは先入観を持たないことが大切と言えるでしょう。

 

給湯器の本体以外の必要部材費

給湯器には本体以外にも必要な部材が存在します。例えば、お家の中に設置されているタイプであれば「煙突(排気筒)」は絶対に交換が必要です。

マンションなどであれば排気の向きを変えるためのオプション部材が使われているケースもありますし、給湯器本体の機種が変わるのであれば基本的には配管もそっくりそのまま使用できるということはまずあり得ません。

 

配管は結露したりすることもあるため、保温材を巻くこともあります。この時に発生する費用は、果たして買い替えユーザーにとってマイナス要因になるのでしょうか。

結論から言うと「あれもこれも」といたずらに部材を使って、少しでも稼ごうと考える業者もいますし、その逆で「少しでも安い見積もりを出すために部材費を削っている」という業者もいます。特に保温材なんかは、交換しなくても見栄えが悪いという程度の問題点しかありませんので、交換しないという業者も少なくないです。

 

ただし「高い見積書を提示すると交換依頼が来ない」という部分は多くの業者が熟知しているので、どちらかと言うと「部材費を削って少しでも安く仕上げるようにする」という考えの業者が多いように思います。

従って必要部材費に関しては、むやみやたらに削っていて金額的に安い業者よりも、必要な部材をしっかり計上してくれている業者の方が望ましいです(安すぎるよりは高い方が失敗は少ないでしょう)。

 

給湯器の取付作業料

給湯器の取付作業料は、基本的には「施工のしやすさ、取付する給湯器の機種」によって大きく変わります。業者によっては、ここに必要部材費をまとめているという業者も少なくありません。

給湯器の機種については「単機能が安く、複合機能が高い」です。単機能というのは「蛇口を開けたらお湯だけ出てくるタイプ」の機種で、特に追い炊き機能も暖房機能も無い機種を指します。

 

一方で複合機能には「給湯機能+風呂機能」もあれば、これにさらに暖房機能が付く機種もあり、当然ながら「給湯機能+風呂機能+暖房機能」のように、搭載されている機能が多いものほど取付作業料も高くなると思ってください。

特に暖房に関しては暖房水・循環液の入れ替え作業を伴うため、暖房端末の数などにも比例して作業料は高くなるでしょう。

 

あくまで「施工しにくくない現場」という仮定の弊社基準で言うなら、給湯機能のみなら3万円程度で取り付けられますが、複合機能だとそうはいきません。ガスふろ給湯器で大体40000円~50000円ほどいただく場合が多いです。

これに暖房機能が加わった場合は、作業料自体は+5000円~10000円程度になることが多いものの、暖房端末がパネルヒーター10台以上ともなれば60000円ほどいただくケースもあります。

いずれにせよ仕事ができる業者は、自分の技術を安売りしない傾向が強いように思えるので、あまり安すぎる場合は注意した方がいいでしょう。40000円~50000円くらいが平均値ではないかと思います(あとは機能や現場状況に応じて増減するようなイメージです)。

 

給湯器の交換費用の結論

本体価格は「安ければ安いほど…」という考えでOK
本体価格は最大で80%程度の値引き率
部材費や取付作業料は安さを追求しすぎると痛い目に遭うかも

 

給湯器の交換をする際は、全体的な価格以外にも「どこにいくらの費用が発生しているか」に注目することで、失敗する可能性を低くすることができます。

できれば安くて評判の良い施工業者複数社から見積書をもらって比較検討するのが望ましいですが、時間的な余裕がないという場合であれば「70%程度の値引き&保証がしっかりしている」という条件に合っていれば失敗することはないでしょう。

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